2007年08月16日
500円の部品で、10万円の損失!?
出光イーハトーブトライアルの準備は7月半ばに入るとアクセル全開モードです。8月ともなれば毎週土日は必ず何かの作業が入ります。この日は土日でクラシックコース全体チェックの日でしたが、あいにく私は仕事の都合であとから一人でみんなのあとを追う形になりました。七時雨山荘を出たのがすでに夕方近くになっていたので、ひたすら普代浜を目指して走っていたときのこと。
安家元村を過ぎ、安家川ぞいにある寅林のセクションのそばを通りかかったとき、「待てよ、ここのラインを草刈のときに自分で変えたのだから、一応走っておこう」という気になったのです。
昨年は単に岩場を登って右にターンするだけだった(とはいっても易しくなかった)のを、違う場所からS字を描いて登るかたちにしたものだから、非常にテクニカルで面白い(難しい)セクションになっています。
そこを登って左ターンに入ったときに、落ち葉に隠れた岩が後輪を捕らえて一瞬停止してしまいました。再スタートしたとたん「ガツッ!」と音がして駆動力が無くなった…。いやな予感とともに下をのぞくと、ダラリとチェーンが地面にのびています。よく見るとコマ(ジョイント)が影も形もなくなっています。岩場でバックしたときにクリップがはずれてしまったのでしょう。あいにく予備のコマは持っていなかったので完全にお手上げです。(以前、タンクキャップのゴムホースに通して持っていたが、いつの間にか無くなっていた…)

岩手の山の中、というより谷の中はほとんど携帯電話の圏外なので、先にくろさき荘に着いているはずの実行団員に連絡のつけようもありません。すぐに頭を切り替えてヒッチハイクでくろさき荘に行くことにしました。バイクをセクションわきの林の中に置き、海方向に来るクルマを待ちます。とにかく電話がつながる海岸地帯まで乗せてもらえば、そこからは電話で伴走車を迎えによこしてもらえるというわけです。(バイクでのクラシック全コース下見の際は給油の都合もあり、毎回伴走車がついている)

道路わきでしばらくの間クルマを待ちますが、安家元村の住人らしき人がたまに山方向に走ってくるものの、午後5時に海方向に向かうクルマはありません。しかし、いっこうに不安な気持ちにはなりませんでした。むしろ、困った状況を楽しむとでも言えばいいか、いつもと違う状況や、その後の展開が楽しみにさえなるのです。それに「30分以内で誰かに乗せてもらえる…」と、はじめから確信めいた気持ちがあるので気分は明るいままです。そしてついに25分経ったときに海方向にハイエースが向かってきました。手を振って停まってもらい、事情を話すとすぐに乗せてもらえました。聞けば元高校教師の方で定年後は好きな釣り三昧ということで、安家川がいかに素晴らしい川だったかという話で盛り上がりました。過去形で語ったのは、安家川の河口、下安家にはウライと呼ばれるコンクリート製の捕獲装置が平成5年に作られ、それ以降、鮭やマスがそこで捕獲され、上流に遡上できない仕組みになってしまったからです。(詳しくは下記参照)
http://homepage3.nifty.com/iwate-la/iwatela5,1,03.htm
そんな話をしているうちに下安家の国道45号腺に出たので、降ろしてもらうつもりでいたら、「くろさき荘まで送りますよ」とありがたいお心づかい。おかげさまで、走行不能から約1時間あまりでくろさき荘に到着できたが、ほかにお礼のしようもないので、少しばかりの現金を燃料代として差し上げました。ホントに岩手の人は親切だなぁと、あらためて感じました。
さて、ここで語るべきは走行不能になった原因が、チェーンのコマを持っていなかったことです。コマ自体は、トライアル車のサイズ(私のは520)なら500円でおつりがくる値段です。

しかし、持ってなければこのようにリタイアするしかありません。仮に私が東京から参加したライダーだとしたら、大会をリタイアすることによる損失は、ざっと金額に換算できるものだけで約10万円にもなるのです。金額に換えられない損失も含めると、じつに大変なことです。
…というわけで、チェーンのコマ、いまのうちに準備しておきましょう!
安家元村を過ぎ、安家川ぞいにある寅林のセクションのそばを通りかかったとき、「待てよ、ここのラインを草刈のときに自分で変えたのだから、一応走っておこう」という気になったのです。
昨年は単に岩場を登って右にターンするだけだった(とはいっても易しくなかった)のを、違う場所からS字を描いて登るかたちにしたものだから、非常にテクニカルで面白い(難しい)セクションになっています。
そこを登って左ターンに入ったときに、落ち葉に隠れた岩が後輪を捕らえて一瞬停止してしまいました。再スタートしたとたん「ガツッ!」と音がして駆動力が無くなった…。いやな予感とともに下をのぞくと、ダラリとチェーンが地面にのびています。よく見るとコマ(ジョイント)が影も形もなくなっています。岩場でバックしたときにクリップがはずれてしまったのでしょう。あいにく予備のコマは持っていなかったので完全にお手上げです。(以前、タンクキャップのゴムホースに通して持っていたが、いつの間にか無くなっていた…)

岩手の山の中、というより谷の中はほとんど携帯電話の圏外なので、先にくろさき荘に着いているはずの実行団員に連絡のつけようもありません。すぐに頭を切り替えてヒッチハイクでくろさき荘に行くことにしました。バイクをセクションわきの林の中に置き、海方向に来るクルマを待ちます。とにかく電話がつながる海岸地帯まで乗せてもらえば、そこからは電話で伴走車を迎えによこしてもらえるというわけです。(バイクでのクラシック全コース下見の際は給油の都合もあり、毎回伴走車がついている)

道路わきでしばらくの間クルマを待ちますが、安家元村の住人らしき人がたまに山方向に走ってくるものの、午後5時に海方向に向かうクルマはありません。しかし、いっこうに不安な気持ちにはなりませんでした。むしろ、困った状況を楽しむとでも言えばいいか、いつもと違う状況や、その後の展開が楽しみにさえなるのです。それに「30分以内で誰かに乗せてもらえる…」と、はじめから確信めいた気持ちがあるので気分は明るいままです。そしてついに25分経ったときに海方向にハイエースが向かってきました。手を振って停まってもらい、事情を話すとすぐに乗せてもらえました。聞けば元高校教師の方で定年後は好きな釣り三昧ということで、安家川がいかに素晴らしい川だったかという話で盛り上がりました。過去形で語ったのは、安家川の河口、下安家にはウライと呼ばれるコンクリート製の捕獲装置が平成5年に作られ、それ以降、鮭やマスがそこで捕獲され、上流に遡上できない仕組みになってしまったからです。(詳しくは下記参照)
http://homepage3.nifty.com/iwate-la/iwatela5,1,03.htm
そんな話をしているうちに下安家の国道45号腺に出たので、降ろしてもらうつもりでいたら、「くろさき荘まで送りますよ」とありがたいお心づかい。おかげさまで、走行不能から約1時間あまりでくろさき荘に到着できたが、ほかにお礼のしようもないので、少しばかりの現金を燃料代として差し上げました。ホントに岩手の人は親切だなぁと、あらためて感じました。
さて、ここで語るべきは走行不能になった原因が、チェーンのコマを持っていなかったことです。コマ自体は、トライアル車のサイズ(私のは520)なら500円でおつりがくる値段です。

しかし、持ってなければこのようにリタイアするしかありません。仮に私が東京から参加したライダーだとしたら、大会をリタイアすることによる損失は、ざっと金額に換算できるものだけで約10万円にもなるのです。金額に換えられない損失も含めると、じつに大変なことです。
…というわけで、チェーンのコマ、いまのうちに準備しておきましょう!
