2006年02月24日
とにかく岩手は美しい!そして広い!
30年も出光イーハトーブトライアルが順調に続いてきた最大の理由は、岩手の雄大な自然の美しさにあることは間違いありません。とにかく岩手は美しく、そして広いのです…。
来たことの無いアナタ、もしや「東北?岩手??なんだか暗いイメージ…」なんて思ってませんか?
ところがどっこい、初めて来た人は「う、美しい…」と絶句する(ややオーバーか…)ほどの衝撃を受けるのです。「ホントかよ?」と思ったアナタ、来て確かめる価値ありますよ!

美しいと言っても、いろんな美しさがありますが、岩手の美しさは日本中どこにもない種類の雄大さと、やさしい地形の美しさ、透明感のある日差しといった点が飛びぬけて素晴らしいのです。
しかも出光イーハトーブトライアルの開催される8月の終わりごろは、高原気候のおかげで爽やかな空気のため、灼熱地獄の都会から見ると、まさに快適な避暑地そのものです。ちなみに、参加案内には「朝晩は冷えますので、フリースなど防寒着をお持ち下さい」と書いてあります。
前回書いたように、私はバイク雑誌のリポーターのような仕事を15年ぐらいやっていましたので、世界中の美しい場所(郊外、田舎ばっかり)を訪ね歩きました。そこで振り返ってみると、岩手とよく似ていると思えるのはスコットランド、アイルランド、ウェールズ、北イングランド、そしてニュージーランドの南島です。
でも、その印象は人によってだいぶ違うようで、私が案内した知人はある砂利のつづら折れが続く険しい峠にさしかかったとき「きれーい!イェローストーン公園(米国)にそっくりー!」と叫びました。またドイツ駐在だった別の知人はバイクで走りながら無線で「おお、この景色はまさにドイツそのものだ!うぁー、こんどはフランスだー!」と、これも叫びっぱなしでした。
第25回大会の特別ゲストに招待した女性世界選手権トライアルのチャンプ、ドイツのイリス・クラマーちゃん(当時20歳)は、あの有名な観光地、ロマンチック街道上の小さな村に住んでいるのですが、「なんてきれいな場所でトライアルやってるの!あなたちがうらやましい!」と大絶賛したほどです。
あれ、ついつい自慢タラタラになってしまいましたが、どこに似ていようといまいと、とにかく岩手は美しい…
そして、そんな場所で開催していることが、出光イーハトーブトライアルが30年も続いている大きな理由だと素直に思えます。主催者である私たちはその利点を最大限に活かすべく、地元の方々の理解を頂きながら、できるかぎり美しい場所を通らせてもらっています。ときには「こんなところを、バイクで走らせてもらえるんですか?」と参加者がドギマギするほど、コースは美しい牧場の中を突っ切っていたりするので、一度参加するともうとりこになっちゃう理由が、これでわかりますね?
もうひとつ、岩手はどのくらい広いかがわかる衝撃の事実…なんと四国4県とほぼ同じ面積なんですね。
しかも、その広さに中に人口は140万人弱…!それほどまでに人口密度が低いせいか、ふだん、外部から訪れる人が少ない地域なので、大会参加者に地元の方々は手を振ったり、畑仕事の手をやすめてお辞儀してくれたり、本当に人と人が触れ合う喜びと実感がわいてくるのです。
一方、大げさではなく道に迷ってもなかなか人に会わないので聞くことができません。出光イーハトーブトライアルの最中、コースマーカーを見落とすと、何キロも走ってから気がついて、あわてて戻ると、今度は途中でガス欠・・・なんてこともあるわけです。
「クラシック」の場合、長いコース上にガソリンスタンドが少ないので、指定したスタンドで必ず満タンにしてやっと走りきれるギリギリの設定です。参加者も「ミスコースをしないように」という緊張感がまたいいんです。それでもガス欠した場合は、仲間同士で助けあったり、ときには地元の方に分けてもらったなどという不届き者もいます。そんなふうに、ちょっと日本離れした環境がまさにトライアル向きなんですね。
ちなみに、4つのクラスのうち、「岩手のスポーツ観光」そのものの2日間トライアル、「クラシック」は前回も書いたとおり350キロ。なんたって、内陸から海まで行って一泊し、また戻るんですから、これ以上縮めようがないのです。「ネリ」「ブドリ」は120キロ、「サンムトリ」は80キロですが、短いから楽なんて思っちゃいけませんよ。林道、舗装路の割合がグンと少ないサンムトリは、中級者向け一日トライアルながら手ごたえは十分。スポーツとしてのトライアルを堪能したい人には、じつに面白いクラスです。
じゃ、今回はこのへんで。次回をお楽しみに!
来たことの無いアナタ、もしや「東北?岩手??なんだか暗いイメージ…」なんて思ってませんか?
ところがどっこい、初めて来た人は「う、美しい…」と絶句する(ややオーバーか…)ほどの衝撃を受けるのです。「ホントかよ?」と思ったアナタ、来て確かめる価値ありますよ!

美しいと言っても、いろんな美しさがありますが、岩手の美しさは日本中どこにもない種類の雄大さと、やさしい地形の美しさ、透明感のある日差しといった点が飛びぬけて素晴らしいのです。
しかも出光イーハトーブトライアルの開催される8月の終わりごろは、高原気候のおかげで爽やかな空気のため、灼熱地獄の都会から見ると、まさに快適な避暑地そのものです。ちなみに、参加案内には「朝晩は冷えますので、フリースなど防寒着をお持ち下さい」と書いてあります。
前回書いたように、私はバイク雑誌のリポーターのような仕事を15年ぐらいやっていましたので、世界中の美しい場所(郊外、田舎ばっかり)を訪ね歩きました。そこで振り返ってみると、岩手とよく似ていると思えるのはスコットランド、アイルランド、ウェールズ、北イングランド、そしてニュージーランドの南島です。
でも、その印象は人によってだいぶ違うようで、私が案内した知人はある砂利のつづら折れが続く険しい峠にさしかかったとき「きれーい!イェローストーン公園(米国)にそっくりー!」と叫びました。またドイツ駐在だった別の知人はバイクで走りながら無線で「おお、この景色はまさにドイツそのものだ!うぁー、こんどはフランスだー!」と、これも叫びっぱなしでした。
第25回大会の特別ゲストに招待した女性世界選手権トライアルのチャンプ、ドイツのイリス・クラマーちゃん(当時20歳)は、あの有名な観光地、ロマンチック街道上の小さな村に住んでいるのですが、「なんてきれいな場所でトライアルやってるの!あなたちがうらやましい!」と大絶賛したほどです。
あれ、ついつい自慢タラタラになってしまいましたが、どこに似ていようといまいと、とにかく岩手は美しい…
そして、そんな場所で開催していることが、出光イーハトーブトライアルが30年も続いている大きな理由だと素直に思えます。主催者である私たちはその利点を最大限に活かすべく、地元の方々の理解を頂きながら、できるかぎり美しい場所を通らせてもらっています。ときには「こんなところを、バイクで走らせてもらえるんですか?」と参加者がドギマギするほど、コースは美しい牧場の中を突っ切っていたりするので、一度参加するともうとりこになっちゃう理由が、これでわかりますね?
もうひとつ、岩手はどのくらい広いかがわかる衝撃の事実…なんと四国4県とほぼ同じ面積なんですね。
しかも、その広さに中に人口は140万人弱…!それほどまでに人口密度が低いせいか、ふだん、外部から訪れる人が少ない地域なので、大会参加者に地元の方々は手を振ったり、畑仕事の手をやすめてお辞儀してくれたり、本当に人と人が触れ合う喜びと実感がわいてくるのです。
一方、大げさではなく道に迷ってもなかなか人に会わないので聞くことができません。出光イーハトーブトライアルの最中、コースマーカーを見落とすと、何キロも走ってから気がついて、あわてて戻ると、今度は途中でガス欠・・・なんてこともあるわけです。
「クラシック」の場合、長いコース上にガソリンスタンドが少ないので、指定したスタンドで必ず満タンにしてやっと走りきれるギリギリの設定です。参加者も「ミスコースをしないように」という緊張感がまたいいんです。それでもガス欠した場合は、仲間同士で助けあったり、ときには地元の方に分けてもらったなどという不届き者もいます。そんなふうに、ちょっと日本離れした環境がまさにトライアル向きなんですね。
ちなみに、4つのクラスのうち、「岩手のスポーツ観光」そのものの2日間トライアル、「クラシック」は前回も書いたとおり350キロ。なんたって、内陸から海まで行って一泊し、また戻るんですから、これ以上縮めようがないのです。「ネリ」「ブドリ」は120キロ、「サンムトリ」は80キロですが、短いから楽なんて思っちゃいけませんよ。林道、舗装路の割合がグンと少ないサンムトリは、中級者向け一日トライアルながら手ごたえは十分。スポーツとしてのトライアルを堪能したい人には、じつに面白いクラスです。
じゃ、今回はこのへんで。次回をお楽しみに!
2006年02月23日
今年は出光イーハトーブトライアル30周年記念大会!
バイク好きな人なら知っている、出光イーハトーブトライアルは、ことしの8月26日(土)・27日(日)に、30周年記念大会を迎えます。
http://www.sukaheru.net/~ihatove/index.html?
申し遅れましたが、私、その主催者の万澤安央と申します。昔は万沢康夫と名のって、バイク雑誌にあれこれ書いていたので、覚えている方もいると思います。
つまり、出光イーハトーブトライアルはその頃よりも前、1977年から続いているので、パリダカよりも、8耐よりも歴史のあるトライアル大会です。
第1回大会はたったの27名でしたが、日本離れした雄大な岩手の美しい景観と、やさしい人々の印象が口コミで広がり、翌年には2倍以上、その翌年にまた2倍というぐあいに参加者が増え続け、第20回大会には840名と、空前絶後の参加者数となりました。最近は400人前後で推移してますが、依然として世界一の参加人数であることには変わりありません。
出光イーハトーブトライアルは、伝統的な英国スタイルのセクションとコースが特長なので、いまどきの世界選手権トライアルとは方向性が大いに違います。
簡単にいうと、究極の頂点を目指すのではなく、いつまでも楽しめるトライアルを目指しているのです。
もっとわかりやすく言えば、「岩手のスポーツ観光」というわけです。

だから、一番いいのは大会の雰囲気です。もっとも参加人数の多い初心者クラス「ネリ」では、女性参加者が1割を越えるほどで、モータースポーツとしては異例の華やいだ雰囲気があり、そのせいか参加者ももっとも多く250人前後です。
昨年から、中級者向けクラス「ブドリ」も「ネリ」と混走となり、セクションの中のラインだけがちがうところを走る指定があるだけなので、上手なお父さんが可愛い娘を連れて参加するという、なんともうらやましい状況も生れています。(ま、そのためにそういうしくみにしたんですが・・・)

そうそう、おじさんがエエカッコしいできるように、20歳以下の参加は無料(保険料のみ)という、画期的な制度もおととしから始まっています。
これは、若い世代のトライアル参加を費用の面から応援jしようというわけで、おじさんが近所の若者に「どうだい、いっしょに行ってみないか?」と誘いやすいようにしたのです。
でも、いざトライアルが始まると、普段はかすんでいたようなおじさんなのに、うまいのなんのって・・・若者はぜんぜん歯が立たないわけです。
こうなると、おじさん、断然輝きを放ってカッコイイー、という喜びを倍化させるために誘ってくれたんだな、と遅ればせながら若者は気づくのです。
(フッフッフ、いまごろ気づいたか・・・おじさんの不敵な笑い)
これは、まさに34年前に私が英国・スコットランド地方で開催されるスコティッシュ6日間トライアルに出場したときと良く似た状況です。
誘われて行ったわけじゃありませんが、当時は驚くほど中高年が多かったのです。
で、競技の途中、あんまりパッとしなさそうなブルタコのおじさんに、「何点?}と聞いたら、私の半分以下、つまり2倍うまい人だったんです。
おまけに、岩だらけの曲がりくねった細い山道を走るのが速いこと、速いこと!
そのとき感じたのは、「さすがにモータースポーツの先進国、曲者ジジイぞろいだぁー」ということ。
これって、数あるモータースポーツの中でも、スピードもタイムも競わないという、トライアルだけの特徴かもしれませんね。
つまりトライアルは、体力やテクニックだけでなく、ゴルフのように点数を競う(少ないほどうまい)もので、慎重さ、正確さ、精神力といったものを併せ持っていないと、
良いパフォーマンスは発揮できない競技なのです。
そういえば、トライアルは1位、2位とは言わず、ベストパフォーマンス、ラナーアップと、英国では言うんです。
ちなみに、ゴルフとトライアルはそっくりであたりまえ。どちらもスコットランド人の発明なんですと!
話がやっぱり脱線してしまいましが、出光イーハトーブトライアルではこの他に中級者向け「サンムトリ」と「クラシック」がありますが、「クラシック」だけはその名のとおり、第1回から基本的な内容を変更せずに続いている”伝統の”2日間トライアルです。
走行距離は350kmにもおよぶ長丁場で、エンデューロライダーが「このコースはエンデューロ以上だー!」と叫んだほどの手ごたえもあり、(山道区間)一方で目が洗われるような美しい高原をクルージングできる魅力も兼ね備えています。
おっと、長くなりすぎるので、今回はここまで。次回をお楽しみに!
どんな大会なのか、参考までに「クラシック」観戦ツアーのようすをごらんください
http://www.sukaheru.net/~ihatove/kansen2.html
http://www.sukaheru.net/~ihatove/index.html?
申し遅れましたが、私、その主催者の万澤安央と申します。昔は万沢康夫と名のって、バイク雑誌にあれこれ書いていたので、覚えている方もいると思います。
つまり、出光イーハトーブトライアルはその頃よりも前、1977年から続いているので、パリダカよりも、8耐よりも歴史のあるトライアル大会です。
第1回大会はたったの27名でしたが、日本離れした雄大な岩手の美しい景観と、やさしい人々の印象が口コミで広がり、翌年には2倍以上、その翌年にまた2倍というぐあいに参加者が増え続け、第20回大会には840名と、空前絶後の参加者数となりました。最近は400人前後で推移してますが、依然として世界一の参加人数であることには変わりありません。
出光イーハトーブトライアルは、伝統的な英国スタイルのセクションとコースが特長なので、いまどきの世界選手権トライアルとは方向性が大いに違います。
簡単にいうと、究極の頂点を目指すのではなく、いつまでも楽しめるトライアルを目指しているのです。
もっとわかりやすく言えば、「岩手のスポーツ観光」というわけです。

だから、一番いいのは大会の雰囲気です。もっとも参加人数の多い初心者クラス「ネリ」では、女性参加者が1割を越えるほどで、モータースポーツとしては異例の華やいだ雰囲気があり、そのせいか参加者ももっとも多く250人前後です。
昨年から、中級者向けクラス「ブドリ」も「ネリ」と混走となり、セクションの中のラインだけがちがうところを走る指定があるだけなので、上手なお父さんが可愛い娘を連れて参加するという、なんともうらやましい状況も生れています。(ま、そのためにそういうしくみにしたんですが・・・)

そうそう、おじさんがエエカッコしいできるように、20歳以下の参加は無料(保険料のみ)という、画期的な制度もおととしから始まっています。
これは、若い世代のトライアル参加を費用の面から応援jしようというわけで、おじさんが近所の若者に「どうだい、いっしょに行ってみないか?」と誘いやすいようにしたのです。
でも、いざトライアルが始まると、普段はかすんでいたようなおじさんなのに、うまいのなんのって・・・若者はぜんぜん歯が立たないわけです。
こうなると、おじさん、断然輝きを放ってカッコイイー、という喜びを倍化させるために誘ってくれたんだな、と遅ればせながら若者は気づくのです。
(フッフッフ、いまごろ気づいたか・・・おじさんの不敵な笑い)
これは、まさに34年前に私が英国・スコットランド地方で開催されるスコティッシュ6日間トライアルに出場したときと良く似た状況です。
誘われて行ったわけじゃありませんが、当時は驚くほど中高年が多かったのです。
で、競技の途中、あんまりパッとしなさそうなブルタコのおじさんに、「何点?}と聞いたら、私の半分以下、つまり2倍うまい人だったんです。
おまけに、岩だらけの曲がりくねった細い山道を走るのが速いこと、速いこと!
そのとき感じたのは、「さすがにモータースポーツの先進国、曲者ジジイぞろいだぁー」ということ。
これって、数あるモータースポーツの中でも、スピードもタイムも競わないという、トライアルだけの特徴かもしれませんね。
つまりトライアルは、体力やテクニックだけでなく、ゴルフのように点数を競う(少ないほどうまい)もので、慎重さ、正確さ、精神力といったものを併せ持っていないと、
良いパフォーマンスは発揮できない競技なのです。
そういえば、トライアルは1位、2位とは言わず、ベストパフォーマンス、ラナーアップと、英国では言うんです。
ちなみに、ゴルフとトライアルはそっくりであたりまえ。どちらもスコットランド人の発明なんですと!
話がやっぱり脱線してしまいましが、出光イーハトーブトライアルではこの他に中級者向け「サンムトリ」と「クラシック」がありますが、「クラシック」だけはその名のとおり、第1回から基本的な内容を変更せずに続いている”伝統の”2日間トライアルです。
走行距離は350kmにもおよぶ長丁場で、エンデューロライダーが「このコースはエンデューロ以上だー!」と叫んだほどの手ごたえもあり、(山道区間)一方で目が洗われるような美しい高原をクルージングできる魅力も兼ね備えています。
おっと、長くなりすぎるので、今回はここまで。次回をお楽しみに!
どんな大会なのか、参考までに「クラシック」観戦ツアーのようすをごらんください
http://www.sukaheru.net/~ihatove/kansen2.html
