2006年11月18日
「世界最速のインディアン」について
今回は映画の話です。お正月映画第二弾として公開予定の「世界最速のインディアン」、これは素晴らしい映画でした!何度も感動の涙があふれ、機内でちょっと恥ずかしかったです…

じつは、第30回出光イーハトーブトライアルの特別ゲスト、オリバーファミリー招待の打ち合わせで、今年の7月にニュージーランドに行ったとき、幸運なことに機内で2回も観られたのです。昨年7月に打ち合わせで行ったときの機内誌に、この映画の主人公は実在のニュージーランド人であり、撮影もニュージーランドで行われたことが書いてあり、主演があのアンソニー・ホプキンスと来くれば、これはもう絶対に観ると決めていたのですが、翌年の機内で観られるとは本当に出来すぎなほどツイてるなぁと思いました。
しかも昨年の機体は古く、満足に音楽も聴けなかったのに、今年は最新の機体で全席に液晶画面がついていたのです!

ネタバレにならない程度に感想をお伝えしますと、機内上映ではまず本編の前にホプキンス自身が「いままででもっとも印象の深い役だった」とコメントを述べてから始まるのですが、まさに彼の年齢、風貌、性格が、そのまま主人公としてこれ以上ないほどの良い味を出しています!

冒頭のシーンでは、粗末な作業小屋で何気なく隣の子供と会話しながら、鉄のひしゃくでアルミを溶かしています。え、まさかピストンを鋳造するのでは…と思ったら、そのまさかだったんですね、これが!
こういう風に、NZ人は英米人以上に機械好きなんだという背景説明にも、わかる人にだけわかる見事なリアリティがあるわけで、このシーンだけでグッと来ましたね。(ブリッテンV1000も思い出した…)
しかも、この眼鏡をかけた爺さん…ホプキンスの姿は、私が33年前に初めてスコティッシュ6日間トライアルに参加したとき、なにくれとなく世話を焼いてくれたアルフレッド・ブリグスさんの姿とダブってしまったのでした。アルフはラレーの元ワークスライダーで、当時のライダーはみなそうだったように一流のメカニックでもありました。
マン島TTプロダクションクラスに自分のCB750R(レース仕様)を、当時の英国トップライダーに乗せる準備をしていたときのこと、60歳を過ぎていたアルフは、重いマシンをこともなげに押しがけしてエンジンをかけた姿がいまでも目に浮かびます。そのアルフのアイデアのおかげで、私はSSDT3日目で壊してしまったTL125のクラッチディスクを、ぜんぶボール紙に置き換えて6日間を完走できたのでした。
話がそれましたが、そのくらいホプキンスの姿は心底バイクが好きな人物像を体現していたわけで、もういきなり感情移入しまくりで観てしまったわけです。
映画を観る楽しみに、筋書きとはあまり関係ない小物や大道具にどのくらいリアリティがあるかとか、時代考証的に正しいかなんていうのをチェックするっていうのがあります。
ひとつだけ言うと、アメリカに渡ってからのシーンに登場する人々が見事なほど60年代のアメリカ人の顔なんです!夢と希望と自信にあふれた世界一の国民らしく、役人や警官はかなり偉そうだし、市民はフランクで明るいし、日本のテレビ放送が始まって間もないころにたくさん放送されたアメリカのテレビドラマに登場した人々とそっくりな時代感がある点に、妙に感心してしまいました。そこにNZの田舎から現れた異色な老人…じつに目立ちます。
あとは、どうぞ映画かDVDでご覧下さい。バイク好きはもちろん、バイクに関心の無い人も、最後まで興奮と感動の嵐に身をまかせてしまいますよ!発売になったら絶対にDVD買うぞー!
以下、配給元のホームページです。
http://sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/

じつは、第30回出光イーハトーブトライアルの特別ゲスト、オリバーファミリー招待の打ち合わせで、今年の7月にニュージーランドに行ったとき、幸運なことに機内で2回も観られたのです。昨年7月に打ち合わせで行ったときの機内誌に、この映画の主人公は実在のニュージーランド人であり、撮影もニュージーランドで行われたことが書いてあり、主演があのアンソニー・ホプキンスと来くれば、これはもう絶対に観ると決めていたのですが、翌年の機内で観られるとは本当に出来すぎなほどツイてるなぁと思いました。
しかも昨年の機体は古く、満足に音楽も聴けなかったのに、今年は最新の機体で全席に液晶画面がついていたのです!

ネタバレにならない程度に感想をお伝えしますと、機内上映ではまず本編の前にホプキンス自身が「いままででもっとも印象の深い役だった」とコメントを述べてから始まるのですが、まさに彼の年齢、風貌、性格が、そのまま主人公としてこれ以上ないほどの良い味を出しています!

冒頭のシーンでは、粗末な作業小屋で何気なく隣の子供と会話しながら、鉄のひしゃくでアルミを溶かしています。え、まさかピストンを鋳造するのでは…と思ったら、そのまさかだったんですね、これが!
こういう風に、NZ人は英米人以上に機械好きなんだという背景説明にも、わかる人にだけわかる見事なリアリティがあるわけで、このシーンだけでグッと来ましたね。(ブリッテンV1000も思い出した…)
しかも、この眼鏡をかけた爺さん…ホプキンスの姿は、私が33年前に初めてスコティッシュ6日間トライアルに参加したとき、なにくれとなく世話を焼いてくれたアルフレッド・ブリグスさんの姿とダブってしまったのでした。アルフはラレーの元ワークスライダーで、当時のライダーはみなそうだったように一流のメカニックでもありました。
マン島TTプロダクションクラスに自分のCB750R(レース仕様)を、当時の英国トップライダーに乗せる準備をしていたときのこと、60歳を過ぎていたアルフは、重いマシンをこともなげに押しがけしてエンジンをかけた姿がいまでも目に浮かびます。そのアルフのアイデアのおかげで、私はSSDT3日目で壊してしまったTL125のクラッチディスクを、ぜんぶボール紙に置き換えて6日間を完走できたのでした。
話がそれましたが、そのくらいホプキンスの姿は心底バイクが好きな人物像を体現していたわけで、もういきなり感情移入しまくりで観てしまったわけです。
映画を観る楽しみに、筋書きとはあまり関係ない小物や大道具にどのくらいリアリティがあるかとか、時代考証的に正しいかなんていうのをチェックするっていうのがあります。
ひとつだけ言うと、アメリカに渡ってからのシーンに登場する人々が見事なほど60年代のアメリカ人の顔なんです!夢と希望と自信にあふれた世界一の国民らしく、役人や警官はかなり偉そうだし、市民はフランクで明るいし、日本のテレビ放送が始まって間もないころにたくさん放送されたアメリカのテレビドラマに登場した人々とそっくりな時代感がある点に、妙に感心してしまいました。そこにNZの田舎から現れた異色な老人…じつに目立ちます。
あとは、どうぞ映画かDVDでご覧下さい。バイク好きはもちろん、バイクに関心の無い人も、最後まで興奮と感動の嵐に身をまかせてしまいますよ!発売になったら絶対にDVD買うぞー!
以下、配給元のホームページです。
http://sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/
