2007年02月24日
30年目のリタイアの原因は?
今冬は例外的に雪が少なく、2月中旬だというのに日差しはすでに春めいています。だからといってまだまだトライアルバイクで山の中を走り回れるわけではないので、バイクは昨年末からいきつけのバイクショップに修理に出したままです。
いうまでもなく、出光イーハトーブトライアル実行団員の中核は、バイクに乗ってコースやセクションを設定するバイク団員です。山が緑になるころには団員もさることながら、バイクも酷使の日々が続きます。
今年の「第31回出光イーハトーブトライアル」では、昨年までの「クラシック観戦ツアー」が「出光イーハトーブトレイルツアー」に格上げされ、独立したイベントとなるので、新たに魅力的な山道コースを設定するために、団員たちのバイクはいっそう酷使されることになるはずです。
じつは昨年の夏、大会準備で山道を全開走行したあとに、新古車状態から3年使ったバイクのラジエターから蒸気が噴出しました。さいわい発見が早かったので、エンジンを壊すようなことはなく、飲み水400ccをラジエターに足して、負荷をかけずに走ることができ、伴走のハイエースと合流して積み込みました。私にとって30年目にして初めての、イーハトーブにおけるリタイアでした。故障したとき、一緒に走っていた団長、団員たちは「他人の不幸は蜜の味」とばかりに、故障したバイクを指差して楽しそうに笑うのです。まったく、なんと良い仲間でしょう…(泣)

そのときはオーバーヒートの原因がいまひとつはっきりしなかったのですが、ファンモーターの力が弱いというバイクショップの診断でモーターを交換しました。その後、大会当日は娘がクラシック観戦ツアーで2日間使用しましたが、全開走行をしないためか問題は出ませんでした。
ところが大会後の後見走行でさんだいなべの牧草地を全開で駆け上ったときに、またもや蒸気が吹いたのですぐにのぞきこんだところ、ファンは前回同様回っています。これは未発見の原因があるにちがいないと思ったのですが、考えつきません。

幸いまたしても発見が早かったので、飲み水を足して七時雨山荘まで自走で戻りました。(だから水冷バイクならジュースより水を持ち歩くべし…)
さて、いったいなにが原因なのかちょっと楽しみ(?)にしながらバイクショップに修理を依頼しておいたら、「原因がわかりましたので見に来て下さい」と連絡が入って、見せられたのが写真のように珍しい故障の状態でした。

なんと、燃焼ガスの圧力で冷却水孔の壁が吹き飛んで、シール用のOリングが熱で曲がり、全開走行時には燃焼ガスが冷却液の温度を上げていたのです。直接の原因はヘッド締め付けが弱かったのかもしれませんが、吹き飛んだ部分の厚み不足が真の原因であることは、交換用に取り寄せたシリンダーヘッドと比べれば明らかです。つまり、故障ヘッドのほうは冷却水孔が鋳型の段階から大きすぎて、Oリング溝を機械加工したときに冷却水孔の壁が薄すぎた不良品だったのです。

まあ、このような個体に当たったときが、俗に言う「はずれ」というわけですが、不幸中の幸いというか、シリンダーとピストン、リングには損傷がなかったのでホッとしました。

私はいつも出光イーハトーブトライアルの参加者に「マシントラブルで大会をリタイアしないために、プロに整備してもらってくるように」とたびたび呼びかけていますが、このような故障の場合はプロでも事前の予兆発見はむずかしいので、これがもし本番中なら私も無念のリタイアだったわけです。
せっかく時間と費用をやりくりして参加した大会を、どんなかたちであれリタイアすることは、むなしく、悲しいことです。今年も出光イーハトーブトライアルに参加するみなさんは、バイクの整備をくれぐれも念入りしておくことをお勧めします。
さて、私のバイクは他にも改造する点があるので、バイクショップから戻ってくるのは3月末ぐらいでしょうか。いつもの年なら5月連休後にやっと山の中を走れるようになるので、本格的な大会準備作業は8月末までのわずか3ヶ月半で行っているわけです。でも、今年は山の雪が解けて乗れるようになるのがいつもよりは早くなりそうな気配です。5月5日開催の春トラの準備もあるし、早く乗りたいな…
いうまでもなく、出光イーハトーブトライアル実行団員の中核は、バイクに乗ってコースやセクションを設定するバイク団員です。山が緑になるころには団員もさることながら、バイクも酷使の日々が続きます。
今年の「第31回出光イーハトーブトライアル」では、昨年までの「クラシック観戦ツアー」が「出光イーハトーブトレイルツアー」に格上げされ、独立したイベントとなるので、新たに魅力的な山道コースを設定するために、団員たちのバイクはいっそう酷使されることになるはずです。
じつは昨年の夏、大会準備で山道を全開走行したあとに、新古車状態から3年使ったバイクのラジエターから蒸気が噴出しました。さいわい発見が早かったので、エンジンを壊すようなことはなく、飲み水400ccをラジエターに足して、負荷をかけずに走ることができ、伴走のハイエースと合流して積み込みました。私にとって30年目にして初めての、イーハトーブにおけるリタイアでした。故障したとき、一緒に走っていた団長、団員たちは「他人の不幸は蜜の味」とばかりに、故障したバイクを指差して楽しそうに笑うのです。まったく、なんと良い仲間でしょう…(泣)

そのときはオーバーヒートの原因がいまひとつはっきりしなかったのですが、ファンモーターの力が弱いというバイクショップの診断でモーターを交換しました。その後、大会当日は娘がクラシック観戦ツアーで2日間使用しましたが、全開走行をしないためか問題は出ませんでした。
ところが大会後の後見走行でさんだいなべの牧草地を全開で駆け上ったときに、またもや蒸気が吹いたのですぐにのぞきこんだところ、ファンは前回同様回っています。これは未発見の原因があるにちがいないと思ったのですが、考えつきません。

幸いまたしても発見が早かったので、飲み水を足して七時雨山荘まで自走で戻りました。(だから水冷バイクならジュースより水を持ち歩くべし…)
さて、いったいなにが原因なのかちょっと楽しみ(?)にしながらバイクショップに修理を依頼しておいたら、「原因がわかりましたので見に来て下さい」と連絡が入って、見せられたのが写真のように珍しい故障の状態でした。

なんと、燃焼ガスの圧力で冷却水孔の壁が吹き飛んで、シール用のOリングが熱で曲がり、全開走行時には燃焼ガスが冷却液の温度を上げていたのです。直接の原因はヘッド締め付けが弱かったのかもしれませんが、吹き飛んだ部分の厚み不足が真の原因であることは、交換用に取り寄せたシリンダーヘッドと比べれば明らかです。つまり、故障ヘッドのほうは冷却水孔が鋳型の段階から大きすぎて、Oリング溝を機械加工したときに冷却水孔の壁が薄すぎた不良品だったのです。

まあ、このような個体に当たったときが、俗に言う「はずれ」というわけですが、不幸中の幸いというか、シリンダーとピストン、リングには損傷がなかったのでホッとしました。

私はいつも出光イーハトーブトライアルの参加者に「マシントラブルで大会をリタイアしないために、プロに整備してもらってくるように」とたびたび呼びかけていますが、このような故障の場合はプロでも事前の予兆発見はむずかしいので、これがもし本番中なら私も無念のリタイアだったわけです。
せっかく時間と費用をやりくりして参加した大会を、どんなかたちであれリタイアすることは、むなしく、悲しいことです。今年も出光イーハトーブトライアルに参加するみなさんは、バイクの整備をくれぐれも念入りしておくことをお勧めします。
さて、私のバイクは他にも改造する点があるので、バイクショップから戻ってくるのは3月末ぐらいでしょうか。いつもの年なら5月連休後にやっと山の中を走れるようになるので、本格的な大会準備作業は8月末までのわずか3ヶ月半で行っているわけです。でも、今年は山の雪が解けて乗れるようになるのがいつもよりは早くなりそうな気配です。5月5日開催の春トラの準備もあるし、早く乗りたいな…
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